グローバル化社会において重要視されている仕事

世界で活躍できる通訳に必要なスキルとは

現代は、地球規模で情報や経済がやり取りされるグローバル社会です。海外の情報を積極的に収集したり、日本語の情報を海外に向けて発信することは年を追うごとに活発になっていくことでしょう。

そんな活動の中で海外と日本の情報の橋渡しとして世界で活躍できるのが、通訳と言う職業です。通訳と言う仕事は、最近のグローバル化社会において最も重要視されている仕事のひとつです。

そんな風に需要が常にあり、かつ増していくことが予想される通訳と言う仕事に就くことは、将来性という面においてメリットの高いことだと言えます。

では、世界で活躍できる通訳に必要なスキルとは、なんでしょうか。
まず、外国語を単語ではなく全体を通して理解し日本語に再構成する能力や、日本語を外国語に違和感無く迅速に翻訳する能力は不可欠です。
特に英語は世界各国で利用されている外国語のため、通訳の基本的なスキルの習得にはそれほど苦労はしませんが、実用レベルにまで訓練するにはそれなりの努力が必要です。

同時通訳と逐次通訳

通訳と一口に言っても、その手法は様々です。

まず「同時通訳」。話し手の言葉を聞くと同時に、別の言語に訳す手法です。外国のニュースの同時通訳や、国際会議などの場においての仕事が主となります。話している外国語をその場で聞き取り、その意味や言いたいことをしっかり理解し、それを受け取る側の人間に向けてわかりやすく通訳していきます。
語学力はもちろん高い集中力も必要とされ、一人で長時間行うことはできません。重要な会議では、だいたい15分ごとに交代します。

「逐次(ちくじ)通訳」は、話し手が言葉を区切って喋り、通訳者がその部分の内容をまとめてから訳す手法です。同時通訳より時間がかかってしまいますが、一呼吸おいてから通訳をするため、より正確に伝えることができます。
おもに海外の専門家などの意見交換会や、ワークショップ、インタビュー、プレス向けの製品発表会や講演会など、即効性より正確性を求められるような場所で使われることが多い手法です。